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2025-05-16 08:25:00

マニキュアや天然カラーで髪が明るくなる

 

最近、新規のお客様で多く言われるのが

白髪がほとんど生えていないお客様で

「以前の美容室ではマニキュアで明るく染められる」と言われた

「髪は明るいけど天然のカラーでやってました」

と言われることです。

 

※ここから説明長くなります・・・

実は・・・

マニキュアで明るくなる←ありえません

天然カラー←天然100%なら明るくなりません

 

おそらく美容院側から

お客様に対して嘘に近い説明不足です.

 

分かりやすく例をあげると

マニキュアはマジックペンと同じと思ってください

マジックペンで黒髪を塗って明るくなるでしょうか?

そうです、なりません。

 

マニキュアにブリーチを混ぜれば

なるのかもしれませんが

その時点でマニキュアカラーではありません。

 

あと「天然カラー」という名前をよく見ますが

天然カラーには法的な定義はありません

本来なら天然カラーとはいえば草木染でした。

※ヘナですら100%はごく一部であり

オレンジ色でなければ科学染料入ってます。

 

 

植物だけで髪を明るくできるものはありません

自然の力で髪を明るくするには

温泉や日光やプール、塩素やアルカリなどに

頻繁に触れていれば髪は明るくなりますが

植物だけでは明るくなる成分はありません

なので天然カラーといっても

髪が明るくなるには何かしらの科学成分

入っているということになります。

 

最近では

「天然カラー」の定義が曖昧となり 

極端に言えばカラーにオリーブを垂らして

「天然成分入りカラー」言えるような状況です

 

 

「じゃあ、あの店は嘘ついてたの?」と

いことになりますが

黒髪は明るくできませんが

白髪に濃い色をいれなければ

黒よりは明るく見えます

つまり

明るくなったのではなく

白髪は最大の明度(明るさ)なので

それ以上明るい色は存在しませんが

暗くしたくないという意味であれば

白髪を真っ暗にしなければ明るい髪といえます

明るくできないので

暗くしなかったカラーとしては

明るい白髪染めといえます。

 

もしくは

最初にブリーチで黒髪を明るい金髪にして

マニキュアやヘナなどで暗く染めなければ

明るくしたといえます。

 

そして天然カラーですが

「少なからず脱色剤は含まれていますよ」と

最低限の説明すべきだと思います

 天然100%ではなく

脱色剤が入っているカラーなのか

もしくは

ブリーチで黒髪を明るい金髪にしてから

天然100%のカラーで薄く染めれば

本当の明るくした天然カラーといえます

(ブリーチ使ってる時点で天然なのかは疑問) 

 

両方ともやっていることは同じです。 

つまりのところ 

どちらにせよ髪を明るくするには

多少の「脱色剤成分」が必須なので

 

マニキュアに関しては

脱色剤成分を入れたマニキュアか

脱色してからマニキュアする。

 

天然カラーに関しては

脱色剤の入ってる天然カラーか

脱色してから天然カラーで染める。

と、お客様に伝えた方が

お客様には誤解がないかなと思います

 

 

大切なお客様に説明しきれずに

美容院が施術していることが

案外、多いみたいなので

もし、そういう話を言われたら

「脱色剤は入っているんでしょ?」

と聞いて見て下さい。

 

 

新規のお客様で

前の美容師さんを信頼していた方ほど

なかなか納得してもらえずに

説明に30分以上かかり

なんとか理解をしていただき

そこから施術をスタートした事もあります

 

 

より良い誠意のある対応と

必要最低限の説明は大切ですが

私も既存のお客様に説明を怠っているかもです

いろいろな意味で説明の大切さが勉強になりました。

 

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