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2021-06-24 11:40:00
薬剤選びについて・・
今日は薬剤の大切さについてお話します★
当店の薬剤は小型店にしては
大型店に負けないほど薬剤の種類が多く
メニューの3倍以上の種類があります。
なぜそんなに必要なの?
と思われるので今日は「こだわり」となる
薬剤選びが何故大事か説明いたします!!
例えばキラ艶トリートメント(TR)
キラ艶というニューは1つでも
お客様の髪質やデザインによって
微調整するために濃度を調整したり追加したりします。
同じTRなのに・・・なぜ!?
分かりやすくカラーで説明します・・・
同じ7レベルのカラーにしても
みんな髪質バラバラなので
7レベルにする為に8レベルを混ぜたり6レベル混ぜたり
時間を早くしたり遅くしたりします。
同じ「7レベル」にしても微調整があるのと同じで
TRも状況により微調整します。
これには髪質、季節、湿気や気温も考慮します。
例えば・・
髪が細くて乾燥してい暖かい時期の人
髪が太くて汗ばんでいて寒い時期の人・・
同じ色で同じように染まるのか・・?
そうです、同じ時間では同じ色になりません。
髪が太くて汗をかいていなければ染まりは遅くなり
気温は寒いと更に時間かかります。
白髪染めの暗めのカラーは早く染まり
明るめは時間かかったり・・
なので加温機使ったり使わなかったりします。
状況に応じて時間を変えたりします。
7レベル以下は早く染まるけど8以上はレベルは時間がかかる・・・
などなど臨機応変に変動していきます。
カラー剤も赤味が強いメーカーもあれば
アッシュが得意なメーカーもあるし
髪が痛みにくいもの
色落ちしないもの・・
多種多様から一番求めている理想的な薬剤を
技術者の経験によって選んでいます。
ここまでこだわれるのは「店長」だからです(笑)
雇われ社員だった頃は、統一しないと混乱するし
そんなバラバラにしたらコスパも悪く
おそらく上司にキツく叱られます(笑)
時間配分の調整ならまだしも
更に薬剤を追加したら材料費かかりますしね!
そんなこんなで
いつ、どんな状況でも色々な要望に
対応するために頑張っているのです。
私が美容師になりたての時
先輩に「みんなやり方が違うから混乱する」と
相談したことがありますが・・
「お客様は皆違うから、仕方ない」と言われました。
今ならその意味が本当によく分かります。
特に小さい店舗なら尚更です。
気がついたら沢山の薬剤だらけで
苦労しますが。
でも「新しいから良い」というのは
大きな勘違いです。
また次回、そのお話もしたいと思います。