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2021-12-02 13:24:00
どうしてブリーチが必要なのか?(店長)
今回のブログは」タイトルどおりです(笑)
最近グレージュ希望者が多くなってきたので
どうしてダブルカラーなどはブリーチが必要なのか?を
分かりやすく茶色い容器を髪にみたてて解説します。
アジア系の人種である私たち日本人には
毛髪の内部にメラニン色素がビッシリ入っています。
このメラニンを「黒い水」で例えます。
そのメラニン(黒水)があると
髪の毛は当然「透明感」が現れません。
この写真でイメージしてみて下さい↓
1、黒水100%はカラーしていない髪だとします
(アジア系髪質のバージン毛状態です)
2、少し黒水を抜いて水を加えました
(例メラニンを少し抜いた現象と同じ)
3、黒水を完全に抜きました
(メラニンが薄くなり透明感が出た現象と同じ)
こうして・・・
ブリーチ(脱色)を繰り返せば繰り返すほど
中のメラニンが抜け
明るく、透明感が出ます。
しかし残念ながら完全にメラニンを抜くのは難しいので
メラニンが微量に残るので茶色になります。
これがファッションカラーやブリーチの仕組みです。
そこに赤や青や緑などの色素が混ざっているのが
「一般的なカラー剤」です★
ではなぜ・・メラニンを抜かないと
鮮やかな色が出せないのか?
コチラの写真を見て下さい↓
↑
黒水(メラニン)があると赤い容器でも暗いので
黒水が深く見える中心部分では赤茶色・・
もしくは茶色に見える人もいると思います。
それが少なくなると
赤い色がハッキリ認識できるようになります。
つまり
少し脱色する程度のファッションカラーでは
表面が赤でも「茶色」にしか見えません。
「メラニンが邪魔して色彩が薄い」のです。
これがはっきり「赤」だと人間の目に認識させるには
中の「黒いメラニンが邪魔」です。
こうして
明るく色を抜いた髪に赤をのせることにより
初めて人の目には「赤い色だったんだ!」と認識します。
なかなか難しい話になりましたが
少し頭の片隅においておくと美容室でカラーの相談するときに
役立つと思います。
最近グレージュが流行っていますが
グレージュカラーは、ほぼ間違いなくブリーチします。
そして色が抜けやすいので、数日で金髪になります。
金髪までいかなくてもハイトーンカラーになります。
そのことを理解した上で決断すると良いです。
ダブルカラーした場合は、その色に合わせたカラーバターで
頻繁に自分で染めるのをお勧めします。
※普通のカラーとダブルカラーの違いや
その見分け方なら過去のブログ
「普通のカラーとダブルカラーの見分け方2021.08.10」
を参考にしてみて下さい。