★ニュース&ブログ

2021-12-02 13:24:00

どうしてブリーチが必要なのか?(店長)

  

 今回のブログは」タイトルどおりです(笑)

最近グレージュ希望者が多くなってきたので

どうしてダブルカラーなどはブリーチが必要なのか?を

分かりやすく茶色い容器を髪にみたてて解説します。

アジア系の人種である私たち日本人には

毛髪の内部にメラニン色素がビッシリ入っています。

このメラニンを「黒い水」で例えます。

そのメラニン(黒水)があると

髪の毛は当然「透明感」が現れません。

この写真でイメージしてみて下さい↓

 

 

 

Photo_1637813995565.jpg

 1、黒水100%はカラーしていない髪だとします

(アジア系髪質のバージン毛状態です)

 

2、少し黒水を抜いて水を加えました

(例メラニンを少し抜いた現象と同じ)

 

3、黒水を完全に抜きました

(メラニンが薄くなり透明感が出た現象と同じ)

 

こうして・・・

ブリーチ(脱色)を繰り返せば繰り返すほど

中のメラニンが抜け

明るく、透明感が出ます。

 

しかし残念ながら完全にメラニンを抜くのは難しいので

メラニンが微量に残るので茶色になります。

これがファッションカラーやブリーチの仕組みです。

 

そこに赤や青や緑などの色素が混ざっているのが

「一般的なカラー剤」です★

 

ではなぜ・・メラニンを抜かないと

鮮やかな色が出せないのか?

コチラの写真を見て下さい↓ 

Photo_1637813678490.jpg

 ↑

黒水(メラニン)があると赤い容器でも暗いので

黒水が深く見える中心部分では赤茶色・・

もしくは茶色に見える人もいると思います。

 

それが少なくなると

赤い色がハッキリ認識できるようになります。

 

つまり

少し脱色する程度のファッションカラーでは

表面が赤でも「茶色」にしか見えません。

「メラニンが邪魔して色彩が薄い」のです。

 

これがはっきり「赤」だと人間の目に認識させるには

中の「黒いメラニンが邪魔」です。

 

こうして

明るく色を抜いた髪に赤をのせることにより

初めて人の目には「赤い色だったんだ!」と認識します。

 

 なかなか難しい話になりましたが

少し頭の片隅においておくと美容室でカラーの相談するときに

役立つと思います。

 

最近グレージュが流行っていますが

グレージュカラーは、ほぼ間違いなくブリーチします。

そして色が抜けやすいので、数日で金髪になります。

金髪までいかなくてもハイトーンカラーになります。

そのことを理解した上で決断すると良いです。

ダブルカラーした場合は、その色に合わせたカラーバターで

頻繁に自分で染めるのをお勧めします。

 

※普通のカラーとダブルカラーの違いや

その見分け方なら過去のブログ

「普通のカラーとダブルカラーの見分け方2021.08.10

参考にしてみて下さい。